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ガトーバスク
5月のレッスン『ガトーバスク』。えっ?バスクチーズ??と思われる方もいらっしゃるかも😉
バスクチーズケーキが考案されたのはスペイン寄りのバスク地方。
バスク地方はフランス南西部~スペイン北東部にまたがる地域で、現在はフランス3地方、スペイン4県で構成された地域になります。
ガトーバスクは、フランス領ラブルディー地方というところ発祥の菓子。
フランスを始めとしてヨーロッパ各地存在する古典菓子。
季節、風土、教会や修道院などの歴史と切っても切り離せない繋がりがあります。
地方の魅力を感じながら味わう菓子、私はとても好きなんです*^____^*
どうしてこんな美味しいものを考えたのだろう~╰(*°▽°*)╯
アーモンド入り生地に覆われた中心には特産物の黒チェリーまたはジャムを入れ、ローブリュー(バスクの十字架)と呼ばれる飾りをつけたものが17世紀からあ る正式なもの。
とても歴史のあるお菓子です。
現在では中心にカスタードクリームを詰めたものが主流になってます。
生地には2種あり、タルト生地のようにサクッとしたものと、しっとりソフトな生地のもの。今回は後者のしっとりタイプ。パウンドケーキとクッキーの間のような食感。
中心にカスタード、チェリーのジャムを詰めていきます。
現在のパティスリーでは、チョコカスタードや、クリームチーズを使ったクリームを詰めたり、独自のアレンジをした商品も多くみられるんですよ。
シンプルなだけにアレンジもしやすい菓子だと思います。ドライフルーツをいれたり、秋には栗を入れたり。
私はこのお菓子、お店で買うより自分で焼いて鮮度がいいうちに食べるのが良いな~と思っていて✨
ぜひ、フランス文化が感じられるお菓子をいっしょに作りませんか。
5/18(日)1席あり
5/21(水)2席あり
5/30(金)2席あり
ホームページ→レッスン予約よりお申込みできます。
待てるお菓子。待てないお菓子。(その1)
お菓子作りと聞いて、「なんかやることが多くて難しい~」「手間がかかるな」というお声をよく耳にします。
私はレッスンで
【この生地は前もって作れますよ】
【ここからは当日にお願いします】
【冷凍できるので、小分けにこうやって分けて冷凍保存してくださいね】など..
パーツのあるお菓子ほどいかに効率よく区切って軽やかに楽しんでやっていける方法を必ずお伝えします。
また出来上がった菓子の美味しい保存方法。
食べきりが難しいお菓子の美味しい冷凍方法や消費期限を知ることで長く楽しめますよね♡
パティシエとして働いているときは当たり前と思っていた作業分担方法が実はすごくポイントなんだな~と改めて実感。
例えば、クッキー系の生地。仕込んでから伸ばしたり、成形して(型に敷き込んで)冷凍してもOK!時間がなかったら、仕込んで冷凍しても大丈夫。生地によっては焼いてから冷凍も可能です。
その他、シュークリームは皮からクリームまで一機に作ると意外と大変。でもシュー生地を絞って生のまま冷凍。食べたい日に冷凍のまま焼成。冷凍した方が結露が蒸気となって膨らみが良くなる!
そんないいとこもあるんですよ。
是非、作り方の手順通りに作るのではなく、『いかに区切るか?』を考えながら作ってみても楽しいかも(❁´◡`❁)
テテリエでは現在【ガトーバスク】のレッスン募集中です。
6月レッスン【キャラメルバナナのブーシェ】の募集は5/10からになります。
点と点を線にする
前回も触れた「点と点を線にするということ。」
お料理は野菜、肉などの素材があって作るのに対してお菓子は原料から形のあるものを作る!そこが作る醍醐味でもあるし、楽しさなんです✨
お菓子はシンプルな材料でてきています。砂糖、卵、粉、バター。最低でもこの4つの材料を理解するだけでお菓子作りが楽しくなるし先の工程が分かりやすくなるんです。
まずは、砂糖。
砂糖は甘みだけではなく、起泡性を安定させたり、保存性を高めたり、焼き色を付けたり…さまざまな役割があります。
そして、卵。
水分として保水性を保ったり、泡立つ性質があったり、生地をつなげたり…。
3つ目の粉。
粉の持つグルテンの力によって生地の骨格を作る大切な役割があります。
最後にバター。
温度によって形状を変えて生地の中で食感、風味などを左右します。
4つの材料を理解することで、レシピを見て作り方を見なくても大体の流れが分かってきたらどんどん楽しく気楽に作れるようになりますよー✨
テテリエお菓子教室では、お菓子初心者さん〜いろいろ作ってきたけどお菓子作りに自信がない方までどんなお悩みも解決できる教室です。
今月開催中の「ネイキッドケーキレッスン」では、まさにこの主材料を理解して作るスポンジを作るレッスン!簡単に華やかに見せるデコレーションのコツも皆さんマスターしてますよ😁
5月はガトーバスク。古典フランス菓子でありながら現代も広く親しまれている焼菓子。こちらも主材料の扱い方でマスターできるお菓子✨「ホームページ→レッスン予約」より募集中です!ぜひお菓子作りの本当の楽しさを味わいに来て下さいね。
次回は「待てるお菓子、待てないお菓子」をお話ししますね。
初めましてテテリエです。
お菓子教室&オーダーケーキの販売をしているテテリエです。
ゆるっと、お菓子にまつわることを書いていけたらなと思ってます。読んでいただけたら嬉しいです。
お菓子にまつわる仕事をしている中で、製菓専門学校での講師業20年目という節目の年になりました。ただただ好きなことを仕事にできている環境に感謝です。
そして、昨年からお菓子教室を自宅で始めました。学校と自宅教室、規模は違えど大切にしていることをお話ししていきたいと思います。
それはお菓子を作るうえで『点と点を線にしていく』ということ。一回ずつのレシピ(作り方)は違っても積み重ねていく上で一本の線にするということ。
このレシピは作れてもあのレシピはうまくできない。ではなく、材料の性質を理解していれば色々なレシピも対応できるということ。このことに気が付くまでパティシエをしていく上で長い時間がかかっ
た私です。その無駄を省いた最短をレッスンではお伝えしてます。お菓子作り初めてさんでも難しいレシピがきれいにできる✨そんなお教室です。今日はここまで。
只今、『ガトーバスク』というフランスの地方菓子レッスン募集中です。ご参加お待ちしてます‼