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2025-06-04 09:00:00
味の記憶
『あ~、美味しかったな~♡』とか『こんな美味しいの食べたことない!』
皆さんは何年たってもその美味しさが脳裏に残っている。という経験はありますか。それは、幼い時食べた母の味とか、レストランで食べた味とか。。。
私はたくさんあります!お料理もたくさんありますが、
パティシエ修行時代、美味しさに惹かれて門をたたいたお店のケーキ。
20代の頃、たくさんのお菓子屋を食べ歩き、自分の理想の味のお店に入店しました!
専門学校時代講師の先生がデモンストレーションで作ったものの試食。
自分が作ったものは先生のものとかけ離れすぎていて度々びっくりしたものです。
フランス旅行で食べた名店の菓子。
マリアージュフレールのクレームブリュレをアメリの気分になって♡など。。
どれも今でも超えることのできない味。
現在、専門学校で教えている上でも学生さんたちへの試食は欠かせません。
デモンストレーションをきちんとみて作っていても、まったく同じには出来なかったり、失敗してしまった原因を追究する上でも、舌の記憶ほど確かなものはありません。
ですので、私のお菓子教室でも必ずデモンストレーションを行いポイントを確認しながら実際作っていく。そして私の作ったものをご試食してもらう。
という流れをとっています。『味の記憶』は言葉だけでは伝わらないものだと思っています。
それが何よりの上達への近道です。対面レッスンの一番の醍醐味なんじゃないかなと思ってます。